学生×企業取材レポート特集

学生たちが市内の企業に取材を行い、
企業の魅力や働く現場のリアルな姿を学生の目線からまとめた記事です。

お役に立てるなら、いつまでもどんなものでも、届けていく。

企業プロフィール

株式会社三共は、日本では数少ないピアノの運搬や、精密機器、医療機器、コピー機の運搬、さらに遺品整理といった幅広い事業を行なっている企業です。山口市にある本社では、14名のスタッフが高度な専門技術を駆使しながら、日々活躍しています。

私が取材しました!

隼田 実杜(はやた みどり)さん

学校名
下関市立大学
学部学科
経済学部 国際商学科
出身地
福岡県北九州市

事業内容

主な仕事内容は、大きく分けて「運搬業務」と「遺品整理」の2つです。「運搬業務」では、ピアノや精密機械、コピー機をメインに扱っています。また、物を運ぶ運搬業ということもあり、「毎日違う現場」で日々業務にあたっています。顧客のニーズに合わせて、時には山口県から全国の協力会社に仕事を依頼、又必要に応じて、全国に作業立会、作業指示も行うため、様々な現場で経験を積むことができます。
また、重い荷物を運ぶ際には、ただ力任せに持ち上げるのではなく、専用の道具や工夫を凝らした方法が活用されています。例えば、アップライトピアノの運搬では、長い紐をくくりつけて特定の持ち方をすることで、少ない力で運ぶことが可能です。その他にも、テコの原理を使った機器や、車両に搭載された昇降設備を活用して、高層階への搬入を効率的に行なっています。こちらは大人6名ほどが乗っても軽々持ち上がります。
一方、「遺品整理」の仕事は、お客様の気持ちに寄り添いながら行います。高齢化が進む山口県では空き家が増加しており、遺品整理の需要が高まっています。三共では、ヘルパー資格を持つスタッフが丁寧かつ専門的に対応しており、地域の葬儀社やケアプランセンター、市役所などと連携しながらサービスを提供しています。

その他に取り組んでいること

スタッフの自己啓発支援にも力を入れており、ヘルパー資格などの取得を積極的にサポートしています。従来、運搬業界は重いものを持つことが多いため、男性中心の職場と思われがちですが、三共では女性が活躍できる場を積極的に広げている点も特徴です。

働きやすい職場づくりのための取り組み

「運搬業務」というと、重いものを持つ体力が必要だと思われがちですが、三共では、運動経験がなくても安心して働ける環境が整っています。その一例が、社内に設けられた本格的なトレーニングルームです。従業員がスキマ時間に自由に体を動かし、トレーニングをする場所を設けることで、現場での作業効率を上げたり、また、仕事で必要な体力づくりをサポートするとともに、社員同士のリフレッシュの場としても活用されています。
三共は、「人に寄り添う」文化を大切にしており、従業員が安心して働ける環境づくりにも注力しています。その一例として、障がい者理解研修を半年から一年を通して実施し、多様な働き方を尊重する取り組みを推進しています。

また、従業員の生活全体をサポートしており、トレーニングルームの設置に加えて、定期的な個別の面談によるメンタルケアや、メンター制度と呼ばれる先輩社員が後輩社員に個別支援を行う制度など、従業員の生活全体を支える取り組みも行なっています。
そういった取り組みの結果、社内の幸福度診断の数値が高く、理不尽度が低いことも特徴で、従業員一人ひとりがやりがいを感じながら働ける職場環境が整っています。

しごとのやりがいや魅力

採用にあたっては「元気」と「素直」さを大切にしています。これは、パンフレットにも大きく書かれており、特別なスキルや経験は必要なく、前向きな気持ちと柔軟な対応力があれば、男性でも女性でも活躍できる職場です。

取材を終えて

新しい環境で自分の「元気」と「素直」さを発揮したい方、そして、様々な場所でたくさんの人と関わり、自分の可能性を広げながら、心理的にも体力的にもパワーアップしたい方、三共で新しい未来を切り拓いてみませんか?

※掲載している情報は2025年3月時点のものです。