学生たちが市内の企業に取材を行い、
企業の魅力や働く現場のリアルな姿を学生の目線からまとめた記事です。

きょう作ったものが誰かの明日のいのちになるなら。
テルモ山口株式会社
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テルモ山口株式会社は、日本を代表する医療機器メーカー「テルモグループ」の生産拠点として2011年に設立されました。
従業員数は1015名(2024年12月現在)を誇り、テルモグループ内でも、基幹工場として注目されています。
私が取材しました!
蒲池 悠仁(がまち ゆうじ)さん
- 学校名
- 下関市立大学
- 学部学科
- 経済学部 経済学科
- 出身地
- 大分県日田市

事業内容
テルモグループは、医療分野における幅広いニーズに対応するため、事業を「心臓血管カンパニー」「メディカルケアソリューションズカンパニー」「血液・細胞テクノロジーカンパニー」の3つの部門に分けています。
テルモ山口では、このうち「心臓血管カンパニー」と「メディカルケアソリューションズカンパニー」の2つの部門の製品を製造しています。
心臓血管カンパニーでは、TIS事業を中心に展開。TIS事業では、心臓や血管の治療に必要な製品を製造しており、例えば血管内の状態を正確に診断するための機器や、手術の際に使用するカテーテルなどが含まれます。これにより、医師がより正確で効果的な治療を行えるようサポートしています。
一方、メディカルケアソリューションズカンパニーでは、薬剤があらかじめ充填された注射器(プレフィルドシリンジ)の製造を担当しています。独自の技術を活かして、より効率的で安全な製品づくりに取り組んでいます。
テルモ山口が誇るもう一つの大きな特徴は、その徹底した品質管理体制です。工場内にはクリーンルームが設けられ、従業員は無塵着を着用して作業にあたります。汚染制御された環境を維持し、薬剤の品質を保つために照明の明るさまで細かく調整されています。
また、品質管理部門では複数の専門チームがあり、製品の製造システムを確立するチーム、試験を行うチーム、不良品の原因調査を行うチームなどが連携し、不良品ゼロを目指した体制を整えています。


その他に取り組んでいること
こうした工場の高度な生産体制から、専門的な知識が求められると思われがちですが、実際には全学部・学科から幅広く人材を募集しています。文系出身者も、物流や工程管理などのさまざまな職種で活躍の場が用意されており、自分のスキルや興味に応じて医療業界に貢献できる機会が得られます。このように、さまざまなバックグラウンドを持つ人々が、チームとして力を合わせて働いています。

働きやすい職場づくりのための取り組み
テルモ山口は従業員が働きやすい環境づくりにも力を入れています。年間休日は124日、有給取得率は80.7%と、いずれも全国平均(休日115.3日、有給取得率65.3%)を大きく上回っています。また、入寮制度が完備されているほか、広くて安価な食堂があり、福利厚生も充実しています。こうした制度が従業員の満足度を高め、働きがいにつながっています。

しごとのやりがいや魅力
テルモ山口では、「医療を通じて社会に貢献する」という企業理念のもと、山口の地から優れた医療機器・医薬品を提供しています。同社で最先端技術を活かした高品質な製品づくりを通じて、世界中の医療を支えることは、大きなやりがいと達成感を得られる仕事です。
取材を終えて
「医療を通じて社会に貢献したい」「チームで挑戦したい」という方にとって、テルモ山口は理想的な職場です。自分の力を活かし、世界中の医療現場で活用される製品を一緒に作り上げていきませんか?

※掲載している情報は2025年3月時点のものです。