学生たちが市内の企業に取材を行い、
企業の魅力や働く現場のリアルな姿を学生の目線からまとめた記事です。
道路も、人も、未来もつくる。山口のまちづくり企業・吉岡組
株式会社吉岡組
企業紹介ページはこちら企業プロフィール
吉岡組は山口市阿東生雲中に本社を構え、数々の土木工事を手掛けてきた建設会社です。道路や橋、河川、上下水道など、地域のインフラを支えるために最新テクノロジーを積極的に導入。地域密着にこだわりながら、技術の伝承に取り組んでいます。
私が取材しました!
清宮さん
- 学校名
- 山口大学
弘中さん
- 学校名
- 山口大学
三根さん
- 学校名
- 新潟産業大学
高橋さん
- 学校名
- 津田塾大学
事業内容
吉岡組は、公共の土木工事を手掛ける建設会社です。道路や河川、落石やガケ崩れを防ぐための工事など、取り扱う工事内容は多種多彩。私たちの暮らしに欠かせないインフラをつくる、地域になくてはならない存在です。ときには自治体からの要請で、豪雨災害の復旧や除雪作業に参加することも。高い技術と深い知識を持ち、地域への貢献によって確かな信頼を勝ち取っている企業です。
その他に取り組んでいること
吉岡組が継続的に公共工事を受注できる理由、それは案件に対する理解度が高いことにあります。入札にあたっては各業者が提示する見積プランが比較検討されるわけですが、単純な価格だけではなく、使用する材料の選定、必要な人員や重機の想定、工事期間中の安全対策など、完成までのプロセスをどれだけ具体的に描けているかが重要なポイント。地域に暮らす多くの人々の安全を支える工事だけに、「安いから」だけでは絶対に選ばれることはありません。地域の特性を理解した上で緻密な計画を立て、計画に沿って確実に実行していく技術力。これこそ吉岡組の最大の強みです。
働きやすい職場づくりのための取り組み
山口県に根付き、公共工事を通じて地域に貢献することが吉岡組の企業理念です。地域に新しい高速道路が開通する。車道と歩道が整備されて安全性が向上する。上下水道の新設により街の衛生管理が改善する。さらには地震や水害といった災害への対策など、まさに街の土台・基盤をつくる仕事。世の中のブームとは関係なく、ただひたすら地域に密着する姿勢に、吉岡組のプライドを感じました。また同時に、業界全体の高齢化が進む中で、若手スタッフの採用・教育に熱心なことも印象的でした。現場での指導方法の見直しはもちろん、女性活躍や残業時間の削減、完全週休2日に向けた取り組みなど、時代に合わせた働き方を実現するために職場環境の改善を進めています。「残念ながらまだまだ長時間労働や休日出勤のイメージが残っている」「業界に先駆けてもっと働きやすい環境にしていきたい」と語ってくれた総務部長の言葉が印象的でした。
しごとのやりがいや魅力
そんな吉岡組が今、特に力を注いでいるのはICT活用による業務のデジタル化。特にドローン撮影や3Dスキャンをはじめとする最新の測量技術を積極的に採用し、省力化・効率化に取り組んでいます。ここで興味深いのは、ベテランと若手スタッフのコンビが非常にうまく機能していること。それぞれの得意分野である「現場で発揮される職人のカン」と「最新のデバイスを使ったITスキル」を教え合う中で、ときには上下関係が入れ替わることもあり、おたがいの良い刺激になっているようです。建設会社にとって、技術継承は会社の未来を左右する最重要課題。世代間のコミュニケーションがノウハウの蓄積につながっている社風を魅力に感じました。
取材を終えて
土木工事はICT活用によって進化を続けているものの、自然と向き合う仕事だけに自動化できない部分も多く残っているそうです。地域によって土砂の質が違う、植物の分布が違う、地盤の固さが違う、雨量が違う、など無限のパターンがあり、状況に合わせた複雑な設計が必要。そのためすべての案件が「一点モノ」です。人々が暮らしやすいように街をつくり、地図を描き変えていく仕事。土木工事の奥深さの一端を知ることができました。
*取材内容は2025年9月時点のものです。