代表取締役社長 山田崇様
きららマーケティング様は広告の企画・デザイン(TV&ラジオCM・印刷物・Webサイト)やイベントの企画・運営、各種メディア広告代理業務、各種広報誌の取材・撮影 など様々な部門で活躍されている制作会社です。今回は山口大学の学生が取材をお願いし、快くインタビューを受けてくださいました。  

会社の特徴と他社との違いについて 教えてください。

当社の特徴は、3つあります。1つ目は、社内でほぼすべての広告物を制作できる体制であることです。多くの広告代理店には、営業部と制作部がありますが、広告制作に関しては、社内でできることと外注に依頼するケースがあります。当社は、企画デザイン業務からホームページの制作、写真撮影、動画制作まですべて社内スタッフで対応可能です。メリットとしては、お客様の要望に迅速に対応できる点でしょうか。

2つ目は、自社メディアが多いことです。高校生や大学生向けの就職情報誌の制作やウェブメディア、レノファ山口の公式ガイドブック、山口大学や山口県立大学、徳山大学の学生さんへ配布する大学公式就活手帳など、ほかの広告代理店さんとは違った路線で、広告制作を通じて地域に貢献できる事業を目指しています。

3つ目は、女性スタッフが活躍している会社だということです。当社の女性スタッフは、家庭を持っている方がほとんどなので、家庭や子育てを優先して働いてもらっています。朝9時から夕方6時の勤務時間で、ほぼ残業はありません。残業しないから仕事の効率が悪いかといったらそういうことはなくて、計画的に仕事をしてもらうことで時間効率の高い仕事をしてくれています。例えば、「この就職情報誌に30社掲載するためには300社くらいにアプローチしないと決まらないな」といったことを逆算しながら営業を進めてくれています。限られた時間の中で、俯瞰的に自分のやるべきことを整理し実行する姿は感心しています。広告会社には、残業や夜中までの仕事は当たり前というイメージがあるかもしれませんが、当社は、土日祝日は休みで休日出勤は年間通じてもありませんし、残業もほとんどありませんので、プライベートの時間もしっかり取れると思います。

部署やスケジュールについて教えてください。

部署は営業部、制作部の二つで、制作部の中にグラフィックデザイン、ウェブデザインをする二つのチームがあります。

大体10個くらいの自社媒体を作っていて、何を作るにも営業がどういう会社にアプローチをするかのリストアップを作り、DMを送り、テレアポをとって営業、契約が決まれば取材に行くという流れを繰り返しています。自分でスケジュールを管理しつつトータル的に完成さえすれば、例えば子供の参観日や懇談会などがあっても対応できる体制を整えています。

どのようなスキルを身に着ける必要がありますか?

一応デザイナーに関してはIllustratorやPhotoshopを使える方を採用しています。営業に関しては未経験の方も採用しています。特にスキルは必要ないですが、広告が好きだったり、人とかかわるのが好きだったりすると楽しく働けると思います。

新卒・中途採用の割合はどうでしょうか?

今までは中途採用が多く新卒はデザイナーだけでしたが、就活情報誌等を作っていく中で、「規模が大きくない会社は中途採用で即戦力を求めることが多いが、新卒を入れることによって社内が活性化し風通しが良くなる」とおっしゃる社長さんが多く、来年からうちの会社でも新卒採用をしてみようと考えています。今後は営業が助かるような資料や企画を作る営業支援という役職を採用して、育てていきたいと思っています。

こちらの会社に入社した際に身につくスキル、成長できることは何ですか?

社員数が少ないということもあるのですが、新入社員であっても営業ならすぐに現場に出てもらったり、デザイナーであればデザインをしてもらっています。そうすることで、お客さんにダイレクトに反応を聴くことができるし、ダメなところもわかります。ベンチに座っているだけではなくバッターボックスに立つことで、たまたまかもしれないですがヒットが出て褒められることがありグンと成長します。

また、形あるものを作っていると、日常生活の中で自分の作ったものを目にすることがあり、モチベーションに繋がります。以前、広告費を無料にする代わりにお客さんのランチ代を値引きしてもらう「ランチパスポート」というものを作りました。そのときに担当した従業員が自分の子どもを幼稚園にお迎えに行ったときに「これ〇〇くんのお母さんが作ったやつやん!」と言ってくれたことがすごく嬉しかったと聞いています。また、お店のオーナーさんから「閉めようと思っていたけど、ランチパスポートのおかげでお客さんが来るようになった」とお礼のファックスが来たこともありました。こうした見てくれた人からのリアクションやお礼を受け取るとやっぱりうれしいですね。

求める人物像は何ですか?

とにかく素直な人であればいいです。あとは賞を取るような広告を作るのではなくて、クライアントの望むもの、そしてその延長線上を作ることを求めています。うちは「伝わる広告」を作ることを掲げています。クリエイターのエゴで広告を作るのではなく、泥臭くてもいいのでどうやったら「伝わる」のかを考えて作ることが大切だと思っています。それを達成しようとすると、素直な人ではないとできないと思います。

今後の展開 について教えてください

会社を作って今年で12期目にあたります。三年くらい前から就職情報誌に力を入れ、それを活用して新人を育てることに注力しています。就活情報誌を作成する過程で取材のノウハウやその他の作業工程を勉強することができ、なおかつ取材先の企業さんからの動画やホームページの依頼に繋がりやすい。若い人を育てるためにもこういう仕事を作ってあげるマネジメントに力を入れていこうと思っています。

ハタラッコ山口のサイト https://hatarakko.jp/

また、現在「ハタラッコ山口」という山口県の企業と学生をつなぐ就活応援ナビサイトを手掛けています。他社のリクルートサイトでは業界や勤務地などをある程度絞っていないと検索しづらかったりしますが、私たちは学生さんの可能性を広げるためにも入り口をもっと広くしたいと思い、社名や業種を知らなくても企業ページにたどり着けるようなサイトを作っています。他社との差別化を図るためにウェブだけで終わらない活動をしようと思い、イベントやセミナーを毎週開催して、企業と学生さんの接点を設けようと思っています。特に今の四年生からは「コロナ渦でオンラインでの就職活動がメインとなり、もっと企業の人と出会える機会が欲しかった」という意見を聞きます。なのでウェブだけで完結せず、ウェブとリアルで学生さんの就職活動を支援しようと思っています。

学生に対するアドバイスやメッセージ

学生の時は学生らしくするのが一番だと思います。友達を作っておくと、社会人になって悩みを相談できたりいざというときに助けてもらえたりします。全国に友達がいるのは強みになります。

今回インタビューを担当したのは山口大学三年生の二人