子育ても仕事も大切にしながら、
自分らしく働く女性が活躍する
山口市の企業とその女性を紹介します。
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専門分野までスキルアップできる
環境を取り入れています!!
株式会社秋川牧園
企業紹介ページはこちら- 代表者
- 代表取締役 秋川 正
- 所在地
- 山口県山口市仁保下郷10317
- 業種
- 農林水産業・食料品製造業
- 従業員数
- 487人( 正社員284人(うち女性146人))
- TEL
- 083-929-0295
- URL
- https://www.akikawabokuen.com/

具体的な取り組みの内容
スキルアップのための制度を充実させています。eラーニングを活用し、子育て中でテレワークを希望する方にも学びやすい環境を整えたり、必要に応じてスキルアップの研修も行っています。
また知識のインプットだけでなく、社内検定を実施するなどアウトプットを通して学びを深める機会も作っています。
専門的知識が必要な部門ではそれにあったセミナーに参加することも推進しています。
他にも資格取得の支援制度や本人の希望に合わせた勤務時間、勤務体系にも柔軟に対応しています。
取り組みのきっかけ
従来、秋川牧園では女性従業員の割合が高かったものの、正社員数が少ないという課題がありました。
さらに、顧客層の多くが子育て世代であり、働いている従業員が持つ視点や経験はまさに事業の成長に直結します。
社員アンケートを改善提案制度(目安箱)を設置し、常に総務に意見を出すことができるようにしています。
意見は各部署の幹部会で共有し、実現できないか検討しています。

取り組みの成果など
女性管理職は年々増えています。2020年度に課長代理以上の方が9%だったのに対し、2023年度には23%まで上昇しました。
課長以上の方の割合も2027年度までに20%とすることを目標としており、着実にキャリアアップが進んでいます。
産休や育休を取った方とも日々コミュニケーションをとり、復帰の時期や勤務体系をその人ごとに検討することで、ほぼ100%の方が希望に沿った形で復帰しています。
今後の取り組みや方針、意気込み
今後は、現在個別対応で行われている育休復帰プログラムを制度化し、より標準化されたサポート体制を整える予定です。
また、リスキリングの強化を進め、育児や家庭の事情で一時的にキャリアを中断した社員がスムーズに復帰できるよう支援していきます。
さらに、フレックスタイム制度の導入を正式に進め、より多様な働き方を実現することを目指しています。
男性の育休取得や時間単位での取得も推進し、全社員が育児と仕事を両立できる企業文化を醸成することが今後の大きな課題です。
Interview
入社のきっかけ
以前から「口に入るものは間違ってはいけない」秋川牧園の理念に共感し、関心を持っていました。
夫の仕事の関係で山口に引っ越してきましたが、以前は食品業界に勤めており、その経験を活かしながら、自分の子どもにも安心して食べさせられる食品を扱うことに魅力を感じていました。
また、通勤の利便性が高かったことも決め手の一つでした。
食品の品質管理業務に興味を持ち、求人情報をこまめにチェックしていたところ、タイミングよく募集があり、応募を決めました。


働きやすさ
自分のライフステージに合わせて働ける環境が整っているように感じます。
私自身、子どもの学童保育の時間に合わせたいなど勤める前の段階から具体的な働き方について密に相談させていただき柔軟に対応いただきました。
また子育て経験者の方も多く、急な子どもの体調不良や学校行事などにも対応できるよう職場全体で理解があるように感じます。
子育てに関して寛容に対応いただける職場文化が根付いているように感じます。
将来の展望
今はまだまだ子育てが中心ですが、もう少し落ち着いたら、自身のライフワークバランスの中で仕事の割合を大きくしていきたいと考えています。
品質管理という仕事上、専門的な知識のアップデートが常に必要となるため、自ら外部のセミナーへの参加希望を出すなど、会社の制度も活用させていただきながら、さらなるスキルアップ、キャリアアップを目指していきたいです。